自分を愛するために

旭川まなみ、大学4年生。自分が嫌い・自分に自信がない…そんな現状を変えたくて試行錯誤しています。

巨乳妹キャラの友人に自虐風自慢されて考えた、自慢を自慢たらしめるのは誰か、という話

こんにちは、旭川まなみです。

 

突然ですがみなさんは

「自虐風マウンティング」

という言葉をご存知ですか?

 

これは 「自虐風自慢」とも言い換えられ、

言葉の通り、

「自虐に見せかけて、実はマウンティング(自慢)をする」

という行為です。

 

 この説明で(というか説明がなくても)

「あ〜〜〜あるある!」

とならなかった方のために

 

もう少し、具体例を出して説明すると

 

「毎日友達に遊びに誘われて自分の時間がねーわ……二時間睡眠とか死ぬ……」

地味にウザッ!! "自虐的になんか自慢(略してJJ)"の華麗なかわし方を考えてみた(1/3) - ウレぴあ総研 

こんな感じで、

「2時間しか寝られないの辛い!」と主張しているように見せかけて、

「2時間しか寝られないほど友達に誘われる人気者な私☆」をアピールしている構造です。

 

自虐の裏に自慢を潜ませるというのが自虐風自慢ですね、はい。 

 

 

 

www.youtube.com

 

自虐風自慢」については、

youtuberの「整形アイドル轟ちゃん」の

こちらの動画が的を得ていて面白いので、

興味のある方は是非見てみてください。

 

 

友達に自虐風自慢をされて、初めて嫌悪感を覚えた出来事。

 「自虐風自慢」という存在は以前から知っており、

「あ〜〜この人自虐ぶってるけど結局自慢したいだけだよね」

という人にも何人も出会ったことがあります。

 

しかし、自虐風自慢に本気で腹が立ったことやモヤモヤしたことがなく、

先日初めて経験しました。

 

概要をまとめるとこんな感じ。

 

 

友人H

・大学入学当初から仲が良く4年目の友達

・巨乳で目も大きくかわいい

・守ってあげたくなる妹キャラ

・男受け/おじさん受けがめちゃめちゃ良い

・ちょっと抜けている?隙がある感じ

・夜のバイトもたまにする

・人誑しで、甘え方を心得ている

・自己愛が強い

 

いわゆる、巨乳で妹キャラ、ゆるふわの男受け抜群!という友人H。

 

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彼女の自虐風自慢はこんな内容でした。

・先日、夜道を歩いていたら痴漢にあった

・かなりのペースで痴漢にあっている

・それぞれ違う人

・警察への通報も、事情聴取も慣れっこ

・どうしてこんなに痴漢に会うんだろう

・ヤりたいとか、ヤれそうとか思われるからだよね

・胸大きいのがいけないのかな、本当デブやだ、痩せなきゃ…

・どうしたらいいんだろう?痴漢に合わないコツとかある?教えて?

 

はい。

 

THE☆自虐風自慢ですね、むしろ清々しい。

 

「痴漢にあって困っちゃう〜〜〜」と言いいながら、

「痴漢から狙われちゃうほど女の子として魅力がある私」をアピールする構造ですね。

 

 

まぁ、ここまで読んだ方の中には、

「本人は悩んで真剣に聞いているのに自慢と捉えるだなんてゆがんでいる!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

話をしている彼女は笑顔も浮かべ、余裕があったので、本当に悩んでいるようには見えませんでしたね。

 

 

自虐風自慢にイライラする理由

 今まで、他の友人含め、様々な自虐風自慢を目の当たりにしたことはありましたが、

ここまでイラっとしたのは初めてでした。

 

どうしてこんなにイライラしたのかと考えたんですが、

当たり前ですけど、彼女が自分にないものを持っていて、羨ましかったからですよね。

 

彼女にあって私にないものは、

Gカップの胸と、自己愛と、「女の子」として異性に訴える力です。

 

彼女が持つGカップの胸を、

私がどんなに羨ましがっても手に入らないし、

痴漢にあったのは深夜1時にフラフラ歩いていることが原因だと考えもしない、

ある種の自己愛も私にはない。

アホっぽくても、抜けてても、「この子とヤりたい」と思わせる、

女性として異性に訴える力もない。

 

巨乳ぽっちゃりで妹キャラの友人Hと、

貧乳痩せ型でお姉ちゃんキャラの私とでは、

見た目から性格まで全く違うのに、

彼女が痴漢にあった理由は私の憧れる部分。

「羨ましい」と嫉妬してしまいました。

 

 

自虐風自慢」を完成させるのは受け手に他ならない

 

さて、ここで「自虐風自慢」という言葉に立ち返って考えたいと思います。

そもそも、自虐風自慢を「自虐」と捉えるか「自慢」ととらえるかは、

受け手の判断に依存します。

 

例えば、知り合いのパン屋さんが

「この前テレビで紹介されたせいで普段の10倍くらいお客さんが来ちゃって、

パンは足りないわ、レジは長蛇の列だで大変だよ〜」と話していたとします。

 

この話は「自虐」ですか?「自慢」ですか?

私はこの話を聞いてまず、「そうなんだ〜大変ですね」と思います。

特に自慢だとは思いませんね。

 

しかし、もし私の立場がそのパン屋のライバルである隣のパン屋だとしたら

「結局言いたいのは客が増えたって部分だろ…」と、

自虐風自慢」として捉えるのだろうと思います。

 

つまり、その部分が自分にとって足りない部分だ、負けている部分だ、

という意識が隠れているからこそ、「自虐風自慢」が成立するわけです。

 

受け手の卑屈さが、「自慢」を生み出すのではないか?

というのが今回私が考えたことです。

 

 

自虐風自慢」という言葉は、

モヤモヤを相手に転嫁できるからこんなに流行った?

 

少し話が変わりますが、

ここまで「自虐風自慢」という言葉が流行った理由に考えてみました。

 

それは、相手の話を「自虐風自慢」とカテゴライズすることで、

救われる人がいるからでしょう。

 

自虐風自慢」は

「自慢」を「自慢」たらしめる原因を自分自身にあるとは微塵も考えず、

相手の話し方が全て悪い!というように責任転嫁することができる言葉です。

  

自虐風自慢する子っているよね〜」

「あるある〜〜〜」

と話すことは、

相手のを自慢と捉えてしまう自分自身の「不足」から目を背け、

「不安」「不満」といったマイナスの感情から一時的に逃れることは可能です。

 

 

 

 

私的まとめ

相手の話を「自虐風自慢」だ! と決めることで

気持ちが楽になるかもしれません。

 

でも、もっと根本的に、

どうしてその話が自慢に聞こえるのか?

考えてもいいんじゃないかなと思います。

 

 

私は、

「異性を性的に引きつける、女性としての魅力」に関して、

彼女にぼろ負けです。

 

 だからこそ、彼女の痴漢被害の話を「自虐風自慢」と捉えました。

 

彼女のことを「自虐風自慢をしてくる嫌なやつ」

として気持ちを収めることもできます。

でも、それよりも、

「私は痴漢されるほど胸も大きくて魅力的な彼女に憧れていたのかな〜」と、

自分の心の底に眠っていた感情に気づくことのできた機会として、

ちょっとだけポジティブに捉えたいな。

 

今でも若干モヤモヤしてるので、

こんなに綺麗に気持ちを抑えられるかわかりませんが、

うん、まあ頑張ります。

 

旭川まなみ