自分を愛するために

旭川まなみ、大学4年生。自分が嫌い・自分に自信がない…そんな現状を変えたくて試行錯誤しています。

就活生「先輩の就活の軸ってなんでしたか?」←この質問に意味ありますか? 他人の「軸」が何かを聞くのは無駄

こんにちは旭川まなみです。

 

先日から急性胃腸炎になってしまい更新が滞っておりました。すみません。

 

前回、前々回と引き続き就職活動における「軸」とその重要性についてお話ししてきました。

 

ashmn.hatenablog.com

 

 

ashmn.hatenablog.com

 

今回は引き続き「軸」のお話しですが、

少し切り口を変えて

「他人の軸を聞くことは意味ないよ!!!」

ということについてお話ししたいと思います。

 

 

 

他人の軸を聞く就活生

これも私が実際にあった就活生です。

他人の軸を聞く就活生。

 

某化粧品メーカーの1dayのインターンでのことです。

会社説明後、少人数のグループごとに分けられて内定者との座談会が行われました。

その座談会で様々な質問が出る中、ある就活生がこのように質問しました。

 

「先輩の就活の軸ってなんでしたか?」

 

それに対して内定者の方は

「私は自分が知っている企業がよかったからB to Cの企業ばかり見てたかな〜〜〜」

「なるほど!ありがとうございます!」

 

私「……(この質問になんの意味が……?)」

 

この「先輩に就活の軸を聞く質問」意外とよく聞きます。

でも、私個人の意見としては、こんなこと聞いても全く参考にならないし無意味!

なんなら毒にもなる!思っています。

 

そもそも就活生は「他人の軸」をどうして聞くのか

それは

「成功者の模範回答をマネをして安心しようと思っているから」

だと私は考えます。

 

これは、内定者やOBOGへの質問でありがちな

「先輩はESにどんな強みを書きましたか?」「OBOG訪問ってされましたか?」

などという

「まぁ人それぞれだけど私は〜〜〜」

としか答えのない質問と同質です。

 

つまり、目の前の成功者(=内定者やOBOG)を自分がなるべきモデルとすることで、

「この人がこう言っているんだからこうすべきなんだ!」

「この人がこう言ってるんだから自分もこうしよう!」

と、就活生はある種の正解を得て安心するわけです。

 

目の前の人と自分の性質の違いなどは全く考慮に入れず、

しかも内定者やOBOGも様々いる中で、

目の前にいるたった一人の発言を正解とみなし、

「よかった!自分が考えていたことと一緒だ!自分はこの企業に向いている!」

だとか

「なるほど、こういう軸を持って就活する人がここを選ぶんだ!

 もしも面接で聞かれた時はそう答えよう!(メモメモ……)

という、恐ろしい勘違いを生み出してしまうのです。

 

 

安心したいなら自分の軸を見つけるしかない

さて、先ほど就活生が他人の軸を聞くことで、

ある種正解を得て安心するというお話しをしました。

 

そう、私たち就活生は安心したいんです。

先がわからない就職活動、安心安全なことなんて何一つない。

大学受験のように勉強すればするほど合格に近づくというものでもない。

そんな中で「こうすればいいんだ!」という正解を生み出してすがりたくなる気持ちは痛いほどわかります……。

 

でも、その正解は誰にとっての正解ですか?

他人に聞いた志望動機や軸は、その本人にとっての正解だったかもしれません。

つまり、必ずしもあなたにとっての正解ではないのです。

 

他人の正解と自分の考えを比べて安心したり落胆したり、

他人の正解に自分を近づけるための努力をしたり……

それらはすべて、自分らしさを考えず、思考停止に陥っている人間がやることです。

 

では、安心するためにはどうすればいいか?それは、自分自身で「正解」を定義して「軸」を決めていくことです。

 

生まれも育ちも違う他人を模倣するのではなく、

自分ならではの譲れない価値観を言葉にして、それを就活の「軸」とするのです。

 

 

まとめ

自分に向き合ってそれを掘り起こしていくことはとても難しい作業ですが、

もし自分だけの軸が手に入ったら就活はとても楽になります。

そして、自分の理想に近い決断をすることができます。

 

次回は、自らの軸を決める際に最も重要といえる自己分析について、おすすめの本とともにお話しします。

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

旭川まなみ